絵画・工作 室越講師 今週の課題

絵画・工作クラス
「見る目を育てる」
今日は、くだものです。次々に来てくれる子供達は、机の上のくだものを見つけると「今日は、これをかくの?」とすでにワクワク顔。
見慣れているくだものなのに、触ってみたり、匂いを嗅いでみたり、食べる真似をしてみたり・・・
身近なものをしっかり観察する姿勢を身につけるのが狙いです。そしてものを見る目を育てたいのです。
まずは、キウイ。どんな色?16色のクレパスの色の中で、どの色を感じる?
「茶色かな?」「こげ茶かなあ」「黄土色」「緑色にも見えるよ?あ!中が緑色だからじゃない?」と子供達。
そうだね。では、感じた色のクレパスを全部使って描いてみよう。
茶色の上に黄緑や緑のクレパスを重ねるといつもと違った色になり、「なんか似てきたよ、不思議〜」と夢中になってきます。
それでは、触ってみよう。「なんかザラザラしてる」「毛が生えてるよ」では、そのザラザラと感じる毛を描こう。
今度は切って見るよ。「ああ、美味しそう」「いいにおい!」
中は何色?どうなってる?・・・
このように自分の目で見たものを、感じた通りに描くことができるようになると、絵画表現の幅が広がるだけでなく心が解放されていきます。
幼児期にぜひ身につけて欲しい一つです。
子供達は今回の授業を終え、今までのりんごがちょこっと違って見えてきているはず!



コメント